University of Tokyo of New Site 2013-6

東京大学自転車部競技班

トレーニングの進捗とレース

東大の自転車競技班の日記

LinkIcon東京大学運動会自転車部競技班の日記


レース解析

随時、資料を掲載します。


合宿

福島合宿(8/16-8/21)
インカレ(8/30)を目標とした合宿をスタートさせました。
合宿でのトレーニング指導している柿木孝之からのレポートを掲載します。

8/20

東大合宿5日目

今日は朝8時に高木、有田、三谷、中村、西薗、宮崎、峠、安井選手の8名でロード練習スタート。東選手はバンクに団抜きの合わせ練習へ。

まずは1本5kmほどの峠をプログレッシオーネで登り、2本目はその峠の一部を使いプログレッシオーネ、3本目はプログレッシオーネする組とレースをする組に分けて脚力に合わせてタイム差をつけてレース走。

場所を移動して800メートルの登りのある周回コースでレース走6本を1セット、5本を1セット行なう。力に応じてハンデをつけたり1年生は2本に1本のみ行なうことにしたりと全員が負荷を上げられるようにする。本数を増やして、セット数を増やせばきつい練習にはなるが、ただきつい練習=良い練習ではないと思う。良い練習というのは=きつい練習になるのだが。適正な負荷を出せなければただ辛いだけの中身の薄い練習になってしまう。今日は100kmほど。アベレージ全体でみたら低い負荷の練習だが、レース強度の良い練習が出来た。

国内ではレースが週に2,3回行なわれるわけではないので、いかに練習で高い負荷をかける日を作れるか、レースと似た強度を練習で作れるかが重要である。合宿では負荷を上げる練習を多く入れたけれど、合宿だから行なったというのではなく、これから各自で負荷を上げる日は自分に厳しく高い強度を維持してもらいたい。選手は合宿で強くなるのではなく、合宿でかかったような高い負荷をこれからの日々の一人の練習でも出せるかどうかで今後強くなるか否かがかかってくる。フォームを安定させるのを最優先させなければならない選手もいるし、高い負荷を1本だけ出せるのではなく数本継続して出せるようにしなければならない選手、集中力をより高めないといけない選手と最優先課題は各自それぞれですが、各々にとって今ある環境の中でより効果的な中身のあるトレーニングをしていってもらいたい。
progre-8thAug.jpgrace2-8thAug.jpg

8/19

東大合宿4日目
今日のロード班は選手を2班に分けて、7時からツールド北海道に向けて技術的なトレーニングをする4選手と10時から登りのレース強度での反復練習班4名は別々にトレーニングすることに。

7時からの4選手は2名ずつに分けて練習。ステージレースを走る上で欠かせないトレーニングをすると同時に合宿の疲れを走りながらとっていく。2名は最後にレース強度で1分強を3本。回復練習にしてはちょっときつかったかもしれません。車に乗っていて長袖を着たほど今朝は涼しい。

10時から練習の4名のメイン練習は登りでのレース強度での反復走。3,3kmほどの登り坂を2名ずつ7分から8分ほど強度を維持しながら走る。トラブルを抱えていない選手は4本行った。今日は最低4本、最大7本と考えていたが最低限の本数はこなせた。若い選手は高い強度を出すことよりまずはフォームを大きく崩さないで登ってもらいたい。高い負荷を持続させようとするとその選手の欠点がたくさん見えてくる。ロードレースでは登りを1本だけ速く走れても勝てない。何本も強度を落とさず走れる身体を作っていかねばならないが、若い選手には特にそこを強く意識してもらいたい。

8/18

東大合宿3日目
今日も昨日と同じ9名で朝8時からロード練習。今日は1周8km弱で登り2kmほどを含む周回コースの練習がメイン。2周ほど皆で回り、そろそろ負荷を上げていこうかと車で選手に近づいていくと、選手は自発的にペースを上げ始めじわじわ力のない選手が遅れ始める。今日は後半までがつんと上げる練習ではなくじわじわ脚にくる負荷での練習がしたかったので様子をみているとガツンというアタックもかかっておらず、ペースがじわじわ上がっていく感じだったのでそのまま走りを観察する。登りはきつい勾配ではないものの、周回を重ねるとどんどん先頭グループは縮小化。先頭を走っている選手達には少し遠回りの周回をさせたり、いろいろ裏技を使い前の選手には絶えず負荷が下がらないようにする。遅れた選手にも負荷を落とさせない工夫が出来たらよかったが今日はそれが出来なかった。もう少し周回を増やしてもよかったが暑さもあったので今日は8周で切り上げ。
自転車を大学から始めた1年生も遅れながらも頑張って走っている。彼らの爽やかなやる気は素晴らしい。
今日は120kmほど。
18thAug-1.JPG集団走行18thAug-3.JPGレース走

8/17

東大合宿2日目
今日は朝8時に出発。昨晩部員が多数集まり、今日のロード班のメンバーは有田、高木、東、中村、三谷、西薗、宮崎、峠、安井の9名。各選手脚の差があるので自信がない選手はあまり前半から飛ばし過ぎないように伝える。今日は最初の2時間は雲に覆われていてこの季節にしてはかなり涼しく2時間近く補給なし。今日は炎天下の中での5時間強の練習を想定していたので車に積んだ水は45リットル。

結構良いペースで最初の5kmほどの登りへ。勾配は10パーセントもないがスピードの出る登りで集団は小さくなりながら頂上へ。霧雨の中頂上到着した選手はUターンして最後尾選手のところまで下りまた登る。
そして猪苗代湖一周。かなり良いペースで集団は進むが、平坦基調であってもテスト等で練習出来ていない選手には集団の後ろにいても厳しい。猪苗代1周の予定がハプニングがあり、途中から元来た道を戻る形に。

集団の中でも一人で負荷の上げ下げを繰り返す走りをしてしまい脚にくる選手もおり、各選手集団走行をする上での技術的な改善点は多い。ただどの選手もやる気があるので見ていて気持ちが良い。

本日ある程度走れていた4選手以外は今日は特にメニューなしでそのまま帰路につき、残り4名で別コースへ移動して1,1kmちょっとの緩い坂で場面設定をしたレース走を3本。1本目、2本目は西薗選手が320から330ワットで先頭引きをしクラクションを鳴らしたところからレース。3本目は西園選手は300ワットで先頭引きし、途中から他の3選手がアタックしてその30秒後に西薗選手が追う形。短時間だったがそれなりに追い込む練習は出来た。

レース走をした4名は155kmほどその他5名は140kmほどの練習。

17thAug-1stClimb.JPG

8/16

東大合宿1日目
選手が昼過ぎからパラパラと集まり夕方16時からロード練習。今日は福島も暑い日だったがこのくらいの時間になると涼しくなる。

今日のメンバーは高木、有田、中村、西薗、峠、安井の各選手。そのまま8kmちょっとの多少のアップダウンと一つの丘を含む周回コースに(3周と3分の2周)。5月の合宿に参加していない1年生の峠、安井の2選手もいたので1周目は下見もかねてゆっくり走り、2周目からコース途中の3,8kmほどをレース走に。合宿中の班分けの参考にもしたいので1年生の走り方には特に注意してみる。みんなの脚の具合が分かったので3周目は西薗選手の先頭固定でのレース走。やはり緩い登り基調のコースでは長時間の高い負荷に耐えられる選手は少ない。

データからも分かるが1,2本目のレース走と3周目の西薗選手の先頭固定でレース走を行った時では西薗選手にかかる負荷も大きく異なる。今回の合宿では各選手の能力を伸ばすためにもTT、レース走と織り交ぜていく必要がある。
今日は夕暮れまで2時間強で70km弱。
16thAug-race-1st.JPG16thAug-race.JPG



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